ブロックチェーンの裏側
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ブロックチェーン・ババンドウォン:データで見る現実
北京の質 vs 広東の量
中国のブロックチェーン市場には奇妙な逆説がある。広東は「ブロックチェーン企業」1万7599社(全国62%)を擁するが、上位20社に選ばれたのはわずか5社。一方、北京は登録件数88件にすぎないが、トップ7社を占める。統計的に言えば、「平均値より標準偏差」が重要だ。
面白い事実:上位企業の平均資本金は1757万円。これは…
- 2345枚分のビットコインピザ(2010年価格)
- もしくはテスラモデルS半分分(イーロン・マスク氏の一発ツイート価格)
資本ゲーム:マイニング編
サンプル内で確認された資本金変更は合計93件。ビットコインが10%下落するたびに会社構造を変えるような頻度だ。
3大マイニング企業がこの行政ダンスをリード:
- Bitmain:創業者間抗争と…ASIC製造で有名
- Canaan Creative:身元危機を乗り越えナスダック上場(名前変更3回)
- MicroBT:資本金を10万円から2015万円へ拡大。どうやらマイニング機器だけでは収支合わないようだ。
アドバイス:ユーティリティモデル特許に関する法廷闘争は、ビジネスモデルそのものかもしれない。
取引所問題と法的曖昧さ
調査で判明した事実:
- ハオビーに対し18件の訴訟(主に契約紛争)
- Bitmainに関連する裁判事件12件
- 「デジタル資産取引」という不明確な用語を使った裁判文書が多数存在するが、裁判官も法律上の定義を持てず。
最大のポイントは?多くのブロックチェーン関連トラブルは、規制の曖昧さゆえに裁判所に上がらないこと。次に「規制回避可能」と謳うプロジェクトに出くわしたら、まずその訴訟歴をチェックしよう。
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